●Ye-155MP
MiG-31の試作機。
●MiG-31 フォックスハウンドA
初期型。
●MiG-31B フォックスハウンドA
空中給油装置、ザスロンAレーダーを装備する。MiG-31の主流のタイプ。
●MiG-31BS フォックスハウンドA
初期のMiG-31から、B仕様に改良をうけたタイプ。B型に順ずる。
●MiG-31E フォックスハウンドA
初期のMiG-31の輸出型。ジャミング装置やIFF装置を装備せず電子戦関連装置にグレードダウンを施されている。
カザフスタンへ輸出された。
●MiG-31M フォックスハウンドB
大幅性能向上型。ザスロンMを搭載、胴体下と翼下外側に兵装搭載パイロンが増設され、R-77や射程200-300kmのR-37、射程400-500kmの中間パッシブレーダー誘導・終端アクティブの対AWACSミサイルKs-172を装備し、前席にレーダーディスプレイの追加と風防形状の変更により正面視界が良好になり、後席がグラスコックピット化し大幅な迎撃戦闘能力は飛躍的に向上した。なおGSh-6-23ガトリングガンは撤去された。
直径1.4mにも及ぶザスロンMを搭載するため機首部が太くなり、また主翼が曲線を帯びた形状になりシルエットが異なる。
7機の試作機が生産されたが、予算不足で計画は中止され、量産・運用に至らなかった。
※ Ks-172については試射されたという情報もなく、実在自体も不明。キャノピーの枠の有無、
●MiG-31F フォックスハウンドB
空対地攻撃能力を持つマルチロールファイター型。ザスロンAMを搭載。
MiG-31M同様に後席がグラスコックピット化するなど近代改修を受けている。
量産・運用されず。
●MiG-31BM フォックスハウンドB
基本的な性能はMiG-31Fに順ずるマルチロールファイター型。Kh-29,Kh-31,Kh-59/Kh-59Mなど多様な空対地兵器の装備が可能となった。量産・装備されず。
●MiG-31FE フォックスハウンドB
MiG-31BMの輸出型。量産・運用されず。
●MiG-31MF フォックスハウンドB
MiG-31EFと同等。MiG-31MFという名称が用いられることもあった。
●MiG-31DZ フォックスハウンドA
初期のMiG-31に空中給油ドローグをキャノピー左側前方に装備した試験機。
●MiG-31LL フォックスハウンドA
射出座席試験機。
●MiG-31D フォックスハウンドA
対衛星ミサイルを胴体下に1発搭載する改良を受けた型。
しかし実物のミサイルが製造され、試射すら行われず計画倒れになった模様。
●MiG-31S フォックスハウンドA
商業用衛星打ち上げ母機。MiG-31Dに順ずる。ペイロード100kgならば高度200km、ペイロード70kgなら高度500kmの軌道上に打ち上げることが目的とされたが、運用以前に試験も行われなかった模様。