●Ye-155
MiG-25の試作機。
なお、Е-155と表記する場合もあるがЕはいわゆる英文字の「E」ではなく、キリル文字の「Е」であり英文字で表す場合は「Ye」となる。
●Ye-266
Ye-155と同一機。記録挑戦用の名称。余分な儀装を取り外している。
●Ye-155M
F-15に奪取された記録奪還用にエンジンを強化した機
●Ye-266M
Ye-155Mと同一機。差異は名称のみ。
●MiG-25P フォックスバットA
初期戦闘機型。ベレンコ中尉亡命によりIFFやレーダーなど最高機密を全てを晒してしまったためPDに改造を受けた。
●MiG-25PD フォックスバットE
ベレンコ中尉亡命事件に関連しIFF、データリンク、レーダーを換装。TWS能力の付与とルックダウンが強化された。TP-62Sh IRSTを搭載。AA-7(R-60)とAA-8の運用能力を得た。後にAA-11も装備した。
●MiG-25PDS フォックスバットE
MiG-25Pから改修を受けたMiG-25PD。
●MiG-25PDF フォックスバットE
MiG-25PDのアビオニクス類のグレードダウン型。MiG-25Pと同等のスメルシュを搭載し輸出に限定。
●MiG-25PDZ フォックスバットE
MiG-25PDに空中給油ドローグをキャノピー右側前方に装備。ただし1機のみ。後述のMiG-25RBV、MiG-25RBShも同等の改修を受けたが、実用にいたらず。
●MiG-25R フォックスバットB
初期偵察機型。
●MiG-25RB フォックスバットB
偵察型に無誘導爆弾類を搭載可能にした偵察/攻撃機。最大で胴体下/側面に6発、主翼下に左右2発ずつFAB-500 500Kg爆弾を装備する。慣性航法装置を追加。また核爆弾運用も可能という不確定情報もある。
2004年8月、イラクにて掘り出されたMiG-25RBと思われるフォックスバット。RBではなくとも偵察型であるのは間違いない。湾岸戦争かイラク戦争どちらかにおいて地中に隠されていたと見られる。
●MiG-25RBV フォックスバットB
MiG-25RBにSRS-4電波受信機を搭載した(SIGINT)ELINT/COMINT機。写真偵察能力も持つ。後にSRS-9側方監視レーダー(SLAR)を搭載。1978〜1982年に製造された。
●MiG-25RBT フォックスバットB
MiG-25RBVのSRS-9をタンガーシ受信機に換装。
●MiG-25BBT フォックスバットB
詳しいことは不明。
●MiG-25RBK フォックスバットD
MiG-25RBからクープ3電子偵察機材を装備。偵察用光学カメラは持たない。後にMiG-25RBS同等の改修を受ける。
●MiG-25RBF フォックスバットD
MiG-25RBからMiG-25RBK同等の改修を受けた型。シャーSLARを装備。
●MiG-25RBS フォックスバットD
MiG-25RBからサブーリャSLAR(対地側方監視側視レーダー)を搭載した電子偵察機
●MiG-25RBSh フォックスバットD
MiG-25RBSからショームポルSLARにアップグレードした型
●MiG-25BM フォックスバットF
偵察型から発展した電子戦機型。ECM関連機器を搭載し、さらにAS-11(Kh-58)ARMを4発装備しSEAD能力を得た。後にAS-17装備能力を得た。
●MiG-25RU フォックスバットC
MiG-25R系(偵察機型)の練習機。コックピット前方下に教官用のコックピットを追加。最高速度はM2.65である。
●MiG-25PU フォックスバットC
MiG-25P系(戦闘機型)の練習機。ほぼMiG-25RUと同等であり、レーダーを持たない。兵装発射・故障をシミュレーションする機能を持つ。最高速度はM2.65である。
●MiG-25U フォックスバットC
詳しいことは不明、しかし形式から練習機に関係する機体だと思われる。
●MiG-31 フォックスハウンド
MiG-25の機体構造を流用し、ほぼ全ての機器を換装。速度性能や上昇力こそ大きく低下したが迎撃戦闘機としての能力は桁違いに向上した。目視外戦闘能力は現時点でも世界最高クラスである。